Respect Blog リスペクトブログ

マーケティング・コンサルティング・サイト制作
ITベンチャー企業の社員がノウハウや
仕事の試みを毎週綴ります

「◯◯なんて向いてない」そう思っていた私を変えた上司の一言

新卒

はじめまして!
株式会社リスペクトの2017卒の柴田能里佳といいます。新卒カテゴリー一発目の記事ということで緊張しています(笑)

簡単に自己紹介させてください!
出身は仙台。
好きな食べ物は鍋。
中高ではバレー部、大学ではヨット部に入ってました。
現役当時は日焼けがすごかったので、将来シミだらけにならないか不安です。
なぜ仙台出身なのに東京で働いているのかというと、舞浜にある国と海が大好きだからです。
「舞浜駅に行くだけでも満足できる」という方、ぜひ今度一緒に行きましょう。

さて、ブログなんて書いたことがなくて、何を書いたらいいのかわからなかったので、私が「就職活動の時期にちゃんと理解していたらなー」と思った、リスペクトの事業理念の1つについての話を書いてみようと思います。

 

新卒で唯一、部署異動した私

事業理念の話をする前に、少しだけ私の仕事の話をしますね。

東京の新卒(2017年4月入社)は私以外に3人います。
3人は、@人事というメディアを運営する部署で営業として頑張っています。
個性が強い男3人衆ですが、おかげで毎日楽しく過ごしています。

元々は私も3人と一緒の仕事をしていたのですが、今は別な部署にいます。
新卒の中で唯一、配属3カ月で部署を異動した異例の存在です(笑)。

異例の存在だからといって、そこまで複雑な事情があったわけではないんです。
ある日、上司とランチを食べていた時のこと。

柴田「楽しそうですよねーやってみたいです」
上司「じゃあやってみなよ! 新卒なら柴田かなって思ってた!」
柴田「………… !?」

3分で異動が決まりました。
さすがリスペクトです。
「やりたい」と言ったことはできるだけやらせてくれるのがうちのいいところです。

ただ、そこからが大変でした。
異動したいと言った部署の主な仕事はコンサルティングです。
コンサルタントとしてお客さんが抱える課題をお客さん自身が解決できるようになるよう、一緒に体制や仕組みを作る仕事です。
つまり、長年それを専門として仕事をしている人を相手に、社会人1年目の私が偉そうにアドバイスをしなければいけないのです。

昔から私は「絶対にこれがやりたい!」という強い意志がなく、常に決断を他人に委ねてきました。自分に自信が持てない性格でした。
ベンチャー企業・コンサル会社というと、成長意欲がある人や将来起業したい・独立したいと思っている人ばかりで、みんな意志が強い、なんてイメージを持っている人もいるかもしれませんが、全然そんなことはありません。私みたいな人もいるんです。

そんな私が偉そうにお客さんに、
「こうした方がいいのでこうしましょう。」
「◯◯が不安ですか? それなら△△という方法で対処できます。大丈夫です。」
なんて言って説得し、安心させなければならないのです。

今のコンサルティングの部署が面白そうと感じたのは、
「いろんな企業や人のために働けるし、社内でもいろんな人との仕事ができそうでいいな。できるかわからないけどやってみたい」
くらいの理由からでした。

だから正直、異動の日が近づくにつれて不安が大きくなりました。
頭もよくない、人に頼ってばかりの私が異動してやっていけるのか。
仕事のスピードもそこまで早くないし、迷惑をかけるばかりではないか。

その不安は異動後に的中します。
コンサルタントの仕事は、ただ持っている解決策を売ることではありません。
それぞれのお客さんに合った解決策を新しく見つけて、根拠を持ってやるべきだと説得しなければなりません。
調査と分析が必要なのです。
数字が苦手、自分の意見を自信を持って言えない。
そんな私には不向きとしか思えませんでした。

確かに最初からやりがいはあったし、楽しいという気持ちもありましたが、それ以上に先輩や上司、会社にも迷惑をかけている、という気持ちが大きく、すごく悩みました。

 

上司の一言が私を変えてくれた

思いつめた私は直属の上司に相談しました。
そこで言われた一言が私を変えてくれました。

「柴田がすぐになんでもできたら気持ち悪い、というか面白くない」

衝撃でした。
なんでもみんなと同じようにできないとだめ、すぐにできないとだめ、できなければ迷惑をかける。
そう決めつけていたのは私だったんだと気がつきました。

学生の頃から持ち続けてきた考え方が180度ひっくり返されたような気がします。
中学の合唱コンクールで伴奏をやってほしいと言われた時は、自分よりもピアノがうまく弾ける人がいるはずだから、自分がやらない方がうまくいく、と言って辞退しました。
大学の部活でリーダーを任された時には、実力に自信はあったものの、仲間の士気を高める自信がなく、一度は辞退しようとしました。

いつも「私がやるより別な人がやった方がきっとうまくいくから、本当はやりたいけど自信がないからやらないでおこう」と諦めていたんです。
責任を他の人に押し付けていたんですね。

でも、世界中の人が同じようにできることなんて、誰がやっても一緒なんです。
私がやるからうまくいくことや、私にしかもたらせない結果があるということに、この言葉をもらった時に気がつきました。

 

就活あるある

皆さんにも一度は「この人には勝てない」と思う人と出会った経験があると思います。
特にそういう経験をたくさんするのは、就職活動ではないでしょうか。

W大学、この人できそうだな。
グループディスカッション、リーダーシップすごいな。
自己PR、部活で主将を勤めていて海外留学経験もあり。

ああ負けたな。次の選考に進むのはこの人だろう。
私も就活していた当時はよく思いました。

この会社に入りたい、この業界で働けたらかっこいいな、この職種に就けたらいいのに……。
小さい頃は将来の夢、と胸を張って言えていたことも、いざ就職活動が始まると、現実を見つめて厳しいと決めつけて諦めてしまう。

適職診断のツールを使ってみたら自分に向いている職種は全く興味のない職種。
「向いてないのかな」と考えて志望業界を変えてみようとして、やっぱり諦めきれなくて志望業界も受けてみるけど、他の企業のESも締め切りが迫っているし。
落ちたら立ち直れなさそうだしやっぱり諦めた方が……。
なんて考えたりします。

確かに、難しい資格がないと就くことできない職種、身体的な条件がどうしてもクリアできない職業もあるでしょう。
でも、大抵の職業はそこまで制限はありません。
新卒採用は中途採用とは違います。
前の職業でどんなことをしていたか、どういうスキルや経験があるのかなどは気にせず、純粋にどういう人なのか、どういうことしたいと思っている人なのかをみて採用するかどうかを企業は判断します。
学生時代に身に付けたスキルや経験はもちろん強みにはなりますが、スキルや経験がないからといって、マイナスに働くことはありません。
いつか受けてみたい企業なら、新卒で受けてみた方が得じゃないですか?

 

学生は誰も企業で働いたことがない

大学生のほとんどは、アルバイトをしたことがあるでしょう。
カフェ、居酒屋、イベントスタッフ、塾講師…。
私は赤いカフェで働いていました。カフェラテ作れます。

アルバイトはたくさん経験していても、実際に企業で社員と同じように働いたことがある人はそういないでしょう。
W大学の彼だって、4年間部活に明け暮れていた普通の学生なのです。

適職診断がいくら優れた分析ツールだったとしても、実際に働いてみた未来が見られるわけではないのです。
それがすぐに分かれば企業の人事さんだって何度も面接する必要なんてありません。

自分だけじゃなく、企業の人事さんですら、あなたがその会社で働いている姿を見たことはありません。
やってみなきゃわからないんです。
あの有名なR社に入りたいけど自分の大学じゃ難しいかな。
特に優秀じゃないしな、なんて考えなくていいんです。

私の異動も同じです。
私はできるかどうかわからないけどやってみたい、と思ったことを伝えただけです。決めてくれたのは上司です。

就活においては面接をしてくれる企業の人がそれにあたります。
やってみたいと思うなら、それを伝えればいいんです。
できるかできないかを判断する責任は、その人に任せればいいんです。

正確かどうかわからない自分の基準で判断して、諦めてしまうのはもったいないと思いませんか?

 

愛すべき「個性」に、輝くべき「舞台」を

これ、リスペクトの3つある事業のうち1つの事業理念です。
つい先日覚えました。ごめんなさい(笑)。

人にはそれぞれ個性があって、それを活かせる舞台は用意されているよ、ということですね。
その舞台は自分だけで見つけるのではなくて、誰かに手伝ってもらって見つけられるものだよ、と。

自分のやりたいことを発信するって大事なんです。
私には私にしかできないことがあって、それが個性なんですよね。

きちんと見極めてくれる人に出会えたら、ちゃんと舞台を用意してくれるんです。
自分で枠を決めていてはダメです。
直感でも雰囲気でもなんでもいいので、いいと思ったことはちゃんと発信していけば人生楽しくなるんです。

私も思ったことは隠さずに発信していきたいなと思っています。
小さい頃から夢だった職業を諦めようとしている人。
やってみなきゃわからないんです。
さあ、エントリーボタン押しましょう。

好きな人がいるけど自分じゃ釣り合わないんじゃないかと思っている人。
ただ見てるだけではどんな人かもわからないんです。
もしかしたらこっちから願い下げの人かもしれないんです。
とりあえず伝えてみましょう。
(私も頑張ろう……うん(笑))

挑戦したい趣味があるけどキャラじゃないからやめておこうと思っている人。
隠れた才能かもしれません。形から入ってみましょう。
とりあえずなんか買いましょう。

まずは自分がそれを好きだと思っていることを認めることから始めてみればいいんです。

次はどんな記事を書こうかな。
ネズミの国おすすめコース3選とか書いたら読む人減りますかね?
いつか同期全員を舞浜に連れて行きたいな、なんて思ってます(笑)。

 

改めまして。
これからよろしくお願いします\(^o^)/