Webデザイナー × グラフィックデザイナー 先輩社員に聞いたメリット&デメリット!
こんにちは、2年目デザイナーの本間です。
デザイナーといっても、世界には数え切れないほどのデザインの仕事があります。みなさんは、Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いがわかりますか?
調べると基本的なことはわかりますが、現場の仕事って見えにくいですよね?
そこで今回は、弊社のWebデザイナーの”S・I”さんと、グラフィックデザイナーの”T・S”さんにインタビューしてきました。
それぞれが考えるWebとグラフィックの違いや、現役のデザイナーが日々考えていることなど、生の声を聞いてみました。
Webとグラフィックの違いは?
デザイナーはみんな「コーディングは難しい」っていうんですけど、実際そこまで難しくないです。デザイナーとして必要な知識の範囲であれば、そんなに勉強時間はかからないと思います。
例えば、Webサイトのデザインができるとコーダーさんに渡しますよね。コーディングをわかってない人がデザインを出すと色々と質問が飛んでくるんです。「このデザインはどういう想定なの? ちゃんと説明して」と言われるので、「こういうふうにしてほしいんだよ」ときちんと説明する必要があります。最低限、ブラウザを広げたときにどう表示されるのか等、色々な環境を想定して知っておかくべきだと思いますね。
参考資料に合わせて作ったんですが、クライアントから「色をもっとこうしたい」と要望があったんです。でもそれはRGB(※1)でしかできない発色でした。
CMYK(※2)とRGBの違いを理解していない方だったので、「その色を表現するには特色インクで近づけるしかなく、ぴったり同じにすることはできない」と伝えました。
グラフィックの制作時に気をつける点としては、CMYKの合計値があります。深い色ってCMYKの合計が400%近くいくので、印刷会社からNGと言われることがあります。基本的には300%以下に収めた方がいいです。新聞はもっと低く、250%以下のところが多いです(※3)。
今はPhotoshopの自動設定でパーセンテージを一気に下げられるんですが、そうすると思わぬ色に変換されちゃうこともあります。明るい色はあまりならないんですが、深めの色は結構そうなりますね。そこは気をつけたほうがよいです。
※1:光の三原色。主にWebやテレビのディスプレイで用いられます。
※2:色料の三原色。主に印刷物に用いられます。
※3:印刷会社・新聞社によってパーセンテージは変動します。
色は結構、難しい。モニターによって印象も変わりますし。
そのため、僕はデザインカンプを原寸大で確認できるツールを使っています。またWebだと動きがある場合もあるので、その場合は動画編集のアプリケーションを使って、簡単に動きのイメージを作って提出しています。やはり停止した状態だと伝わらないので。
動きがあるように作るグラフィックと、コーディング上で本当に動きを作るWeb。そこがグラフィックとWebの違いの1つではないでしょうか。
Webとグラフィックの魅力について
流行り廃りが激しいので取り入れるときはよく考える必要がありますが、新しい技術は積極的に取り入れるようにしています。
Webデザインに向いている人、グラフィックデザインに向いている人
グラフィックはビジュアルですね。画作りが好きな人! あとは淡々とやる人が向いていると思います。自分もそうです。
最後に一言
自分のやりたいことと仕事が一致するのであればいいんですが、会社に入ってから「やりたいことじゃなかった」となると後悔が大きいんですよね…。
やりたいデザインができる会社かどうかを見極めて、自分の夢を実現してください。
自分の好きなことを仕事にできれば、人生楽しくなるのではないでしょうか。
Enjoy life!
まとめ
以上、現役Webデザイナーとグラフィックデザイナーの生の声をお届けしました。Webデザインとグラフィックデザインの違い、共通点、魅力、特徴など伝わりましたでしょうか? 学生や新人の頃は、様々な悩みがあると思います。そして悩みながらも自ら進路を選択していかねばなりません。
指標の1つとして、この記事を参考にしていただけたらと思います。