はじめまして! 19卒内定者の祝迫(いわいざこ)です! この記事では、タイトル通りリスペクトの選考について紹介します。ことの発端は8月でした。ブログの案を考えていた4人の内定者。ふと、リスペクトとの出会いから内定までの話になりました。そして全員の話を聞き終わり、気づきました。4人の選考が、全く違うことに……!! しかも、個性に合わせた選考内容になっていそうなことに……!!
聞くところによると、リスペクトは個性を尊重する社風で、採用の際も個性を見て選考を行っているのだとか。
数カ月前までバリバリ就活していた19卒内定者たち。「こんなユニークな選考もあるって就活生に伝えたい!」そう考えてこの記事を作成することにしました。
記事を書くにあたり、事前に「なぜリスペクトが個性を大切にするのか」と「4人の選考で工夫した点」について人事の大島(明)さんにヒアリングを行いました。その回答を基に、4人で座談会を開いて「リスペクトが求める個性」について話し合いました。ちなみに4人は6月から頻繁に電話会議をしているので、すでに大学のサークルのような雰囲気です。
座談会の様子を再現した記事になっているので、話に参加しているつもりで読んでみてください!
座談会メンバー紹介
祝迫智子
ざこ。ライター・鹿児島出身
口癖が「せっかくだから」の、なんでもやりたがる好奇心旺盛系人間。
笠原由衣
チャーリー。エンジニア・埼玉出身
大学で言語学を専攻し、複雑な言語システムを体系化するのが好きな体系化狂人間。
鈴木彩実
あやみん。総合職・埼玉出身
何事もやってみてから考えたい、アンチ食わず嫌い。つまり、なんでも味見したい系人間。
山下航希
やまぴー。総合職・北海道出身
生き方を変えようと奮闘している、生き方開拓中人間。
#1 リスペクトと個性
祝迫4人の選考について深堀りする前に、リスペクトがどうして個性を大切にしているか、大島さんのコメントをみんなで見てみよう!
他3人りょーかい〜
《大島さんコメント》
リスペクトが事業として行っていることには共通点があります。世の中の様々なモノ・サービス・人・企業・情報…etc. が、その魅力を発揮し、必要なところへつながること。そして個にとっても全体としても機会と選択肢が最大化されること。当社全体がこの考えに基づいているため、社員にも個性を活かして活躍してほしいと思っています。
山下なるほど。社内でも機会と選択肢の最大化をしよう、ということか。
鈴木確かに、社員さんって個性豊かだよね。
笠原コロ助の藤田さんとかね(※藤田さん:Webプログラマー。デスクが個性的。
詳しくはこちら)
祝迫採用においてなぜ個性に注目しているのか、その理由も大島さんが答えてくれたよ。
《大島さんコメント》
当社はベンチャーとしてより良いもの・新しいものの創造を続けています。そのためには停滞や同質化は避けなければならず、異なる意見のぶつかりあいを常に求めています。ゆえに採用においても今まで当社に居なかった思考法・経歴・経験の人を歓迎します。
笠原つまり、色んなタイプの人を採用することで、ベンチャーとしての創造力を高めているんだね。
他3人チャーリー、ナイスまとめ! さすが体系化狂!
#2 個性に合わせた選考例
祝迫じゃあ、私達の選考と個性がどう関わっていたのか振り返ってみよう! 大島さんに「4人の選考で工夫した点」を答えてもらったから、1人ずつ見ていこう。
鈴木おっけ〜。誰からいく?
祝迫そうだな〜。せっかくだし、チャーリーにしよう。
笠原え、私??
体系化狂人間チャーリーの場合
《大島さんコメント》
彼女は最初マーケティング職希望で来てくれました。しかし、人事で話をしているうち、エンジニアへの適性と志向を感じました。念のため総合職職長にも会わせ、ぜひ入社してほしいがやはりエンジニアの適性があると再確認しました。
本人も興味があるようだったのでエンジニアとの対面の場を設けました。エンジニアの種類にもさまざまなものがあり、向き不向きがあります。そして学生には自分でそれが判断できないので、フロントエンドエンジニアとシステムエンジニアの職長に一気に会ってもらうことにしました。そして、その場でどんなことに興味があるか彼女に話してもらって、職長二人にこちらが向いてるね! と判断してもらいました(軽く取り合いになりました笑)。
鈴木なるほど。チャーリーは選考でエンジニアへの適性を見出されたんだね〜
山下なんでエンジニアに向いてるって思われたんだろうね?
笠原うーん、私が思うに、大学で専攻してる言語学とエンジニアの仕事が似てるからかな?
山下具体的に言うと?
笠原そうだな……言語って一見体系化できそうにないけど、実はシステムみたいにルールに落とし込めるんだよね。例えば、「独特な」とは言うけど「独特的」とは言わないじゃん? これは、実は「~な」って言葉は「~的」とは言えなくて、逆に「感情的」みたいに「~的」って言える単語は「~な」とは言い換えられないっていう明確なルールがあるからなんだよね。
祝迫なるほどね〜。じゃあエンジニアを勧められたとき、どう思ったの?
笠原全く考えてなかったから「えっ、エンジニアかあああ」って少しビックリ。マーケをしたい気持ちもあったから、葛藤はあったよ。
祝迫最終的にエンジニアを選んだのはどうして?
笠原んーと、マーケを志望してたのは、自分の分析力を活かせそうだったからなんだよね。でも、エンジニア職の社員さんとの面談で、エンジニアでも分析力が使えそうって分かって、しかもおもしろそうだなと思って。それに、大島さんコメントの「本人も興味があるので」にあるように、前に少しだけ経験したプログラミングがおもしろかったってこともあって。
鈴木なるほど〜。チャーリーの場合は、個人の適性から選択肢に上がっていないキャリアまで提案されていて、まさに個性に合わせた選考って感じだね。
祝迫よし。じゃあ次は、いい感じにまとめてくれたあやみん、いこう。
鈴木え……いいけどさ笑
なんでも味見したい系人間あやみん(総合職)の場合
《大島さんコメント》
説明会に含まれていた座談会で、人事・代表・社員など複数人と短い時間ですが会話を交わし、「なんだか色々考えていておもしろそうな子。もっと話したい」という総評を得ました。そこで、夕ご飯に招待すると、代表としゃべり倒していました。
(しかし、どのような仕事がしたいか決め手に悩んでいるようだったので)本人が自分で決められるまで何度か面談しました。また、当社の仕事の難しさとおもしろみも体感してもらおうとライターのweb記事作成にも挑戦してもらいました(彼女はライター志望ではないですが、Webでの記事作成はマーケティング視点が短期間で体験できるためです)。
祝迫ん? マーケティング? マーケ配属予定なの?
鈴木うん、今のところは。でも、最初は「この仕事がいい!」っていうのがなかった。自分としては食わず嫌いせずいろんなことに手を出したいタイプで、どれもできるようになりたいって思うんだよね。バイトとか3種掛け持ちしてるけど、それぞれおもしろさがあって全部頑張ろうってなる。
祝迫なるほどね〜。だから、決め手に悩んでライターにも挑戦したんだね。やってみて良かった?
鈴木やって良かった。良いものを作りたい気持ちはあったんだけど、「書く」行為に関しては自分以外にも適任はいるな〜と感じて。代わりに、企画のような上流工程を学びたいと思うようにもなって。それならマーケもいいなって思うようになった。
祝迫それはやらないと分からなったことだね。なんでも味見するって、いいね。
笠原つまりあやみんの場合は、やる前から選びたくないと考えているから、まず体験させてくれたんだね。「志向に合わせて、本人に納得して決断してもらう」選考だね。
鈴木なんかいい感じにまとまったね。残り2人、どっち先いく?
祝迫トリをやまぴーにしよう。私いくわ。
山下え?
好奇心旺盛人間ざこの場合
《大島さんコメント》
ライター希望で来てくれましたが、彼女は学生時代に文筆系の経験が一切ありませんでした(ライターの応募者はなんらかの経験者が多いです)。しかし、実際は当社のライターに入社時に必要な能力は文章力ではありません(それは練習で身に付きます)。新しい分野への知的好奇心や挑戦意欲・継続力など、ライターに求められる能力に実はマッチしていると人事が判断して、ライター職長面接へ進めました。すると、規定時間の2倍の面接に。好奇心を発揮して、職長からいろんな案件などをヒアリングしまくっていたそうです。やはり経験は一切ないですが、知的好奇心・情熱・行動力などが高く評価されました。
鈴木ざこちゃんの場合は、選考過程はノーマルだけど、未経験でも採用されたのが特徴的だね。
山下確かに。経験の代わりに、好奇心が評価されてる。
祝迫なんでもかんでも「せっかくだからやってみよう」って考えるんだよね。大学進学で大阪に引っ越したときも、そう考えてUSJでアルバイトしたし。
笠原つまりざこちゃんの場合は、ライティング経験者がそろう中で、未経験でも高く評価されて進んだ点が、個性に合わせた選考って言えるね。
祝迫チャーリー、まとめ助かる〜! じゃあトリにいきましょ〜
山下……いきましょ〜
生き方開拓中人間やまぴー(総合職)の場合
祝迫たしか、最初はあやみんと同じきっかけなんだよね? 座談会で「なんだか色々な考えていておもしろそうな子」って総評を得て、リスペクトと関わるようになった。
山下うん。でも選考っていうより人生相談のつもりで社員さんに色々質問してた。職種や業界にこだわりはなくて、自分がどう生きるかについて考えてて。
祝迫具体的に言うと?
山下元々は相手の反応を見る性格なんだけど、そうじゃなくて本心をさらけ出す生き方がいいかな? とか。
鈴木あ、大島さんのコメントにも書いてある。生き方の話。
《大島さんコメント》
本人がどう生きていきたいか、の問題のため、「こんな就活続けるといいよ」「こんなこと考えて勉強してみるといいよ」と情報を渡して後は本人に考えてもらいました。そして、定期的に面談で近況報告してもらい、自分で決断してもらいました。
笠原「〜してもらう」という表現に人事の考え方が詰まってるね。あくまで決めるのは本人だけど、考える材料は提供するっていう。
山下そうだね。そして、考えた結果、本心をさらけ出す生き方がしたいという結論に至りました。
鈴木やまぴーの場合は、キャラクターの意味の「個性」というより、悩みを抱えている個人の状態に合わせた選考になってるね。それもひとつの個性。
祝迫いい感じにまとまった……!!
#3 改めて考える「個性に合わせた選考って、何がいいの?」
笠原まず、自分のことがよく分かるようになるよね。
鈴木確かに。SPIの結果まで見せてくれるし、エンジニアの適性とか、言われないと一生知らなかったことだよね。
笠原会社に合うか合わないかじゃなくて、個人を見てから合う職種を提案してくれるのもうれしい。
祝迫そうそう。それと、個性をおもしろがってくれる雰囲気があるから、あまり構えずに選考が受けられる。
山下あと、単純に、時間や手間をかけてくれたことも。
他3人あー、分かる分かる!
鈴木就活のときって自己評価がズタズタになるからね。
祝迫染みる〜二日酔いの朝のみそ汁並みに染みる〜
#4 ただし求めるのは、ただ個性的な人ではない
座談会終了間際
笠原結局、まとめると、リスペクトの求める人は「個性豊かな人」ってこと?
鈴木それだけなのかな? もっとありそうだけど。
全員うーん……(沈黙)
祝迫……こうなったら、せっかく4人集まってるし、脱線しておしゃべりしよう!
山下(内心:いや、このまままとめた方がいい。でも空気呼んだほうがいいかな……いや、本心をさらけ出そう!)今まとめる方がいいんじゃない?
祝迫それもそうか。せっかく議事録書いてるし、あやみんまとめられそう?
鈴木え~。やってもいいけど、私より体系化できる人にまとめてもらったほうがいいと思う
山下体系化……チャーリーの出番!!
笠原え?! うーん…リスペクトの求めるもの。あ! まさにこの状態なんじゃない?!
他3人というのは??
笠原それぞれは個性豊かだけど、4人で話し合うときはちゃんとまとまるじゃん? つまり、お互いの個性を尊重する協調性も必要ってこと!
他3人おお〜(拍手)
祝迫あれ? そういう考え方、どこかで見たな……あ!!!
他3人どうした?!
祝迫大島さんがそのことについても事前に書いてくれてた☆私の確認不足☆めんご☆
他3人えーー!!
《大島さんコメント》
ちなみに強調しておきたいのは、「個性を大事に」とは言えど、社員に求める譲れない共通点はあるということです。知的好奇心・情熱・当事者意識・利他性・理念への共感……などなど。その発露の仕方は人それぞれですが。「個性」に甘んじて努力を怠っていい、利己的であっていい、という意味では決してありません。互いの個性を大事にでき、全体のために力を注げる人を望みます。
山下チャーリーの体系化、大体合ってる!
笠原えーうれしい〜
鈴木他にも、知的好奇心、情熱、当事者意識……色々あるね。
祝迫全部持ってるかと言われても自信ないけど……こういうことを期待してもらってる以上、頑張らなきゃね!
#5最後に就活生の皆さんへ
いかがだったでしょうか? リスペクトの選考、どんな感じか伝わりましたか?
少しでも「選考受けてみたいな〜」と思った方、是非足を運んでみてください!
そのときは、虚栄心とか羞恥心などは全部スーツにまるめて家に置いてきてくださいね。
就活テクは持ち込み禁止です。必要なのは、腹を割って話す勇気です!!
では、次の19卒記事でお会いしましょう!!