学生時代と仕事はどう繋がる?自己分析に困るあなたへ
こんにちは!19卒内定者の祝迫(いわいざこ)です。
突然ですが、就活生の皆さんはもう「自己分析」に取り組んでいますか?
なかなか気が進まない方もいるかと思いますが、リクナビのHPには、自己分析の意義が以下のように説明してありました。
「自分の価値観に合った企業に出会うためにも、その企業に自分の思いを明確に伝えるためにも、自己分析は重要なのです」
なんとなく理解はできますよね。しかし、具体的に学生時代と仕事はどう繋がるのでしょうか。この2つが繋がるイメージを持つことができれば、自己分析へのやる気も出るかもしれません。
19卒内定者は、この疑問を解消するべくリスペクト社員に対して「学生時代の経験と現在の仕事の繋がり」について社員アンケートを実施。
その結果、学生時代と仕事の具体的な繋がりが見え、自己分析の意義もよく理解できる回答がたくさん得られました!
回答は文量上一部しかお見せできませんが、このブログを読んだ皆さんの就職活動を少しでもサポートできたらと思います。
アンケートの概要
就職活動でよく聞かれると思う質問を6つ、社員に聞いてみました。
1.学生時代に憧れていた人は誰ですか?
2.学生時代の部活は何ですか?
3.学生時代、人前に立った経験はありますか?
4.学生時代の一番の失敗は何ですか?
5.学生時代に影響を受けた本は何ですか?
6.学生時代に1番力を入れたことは何ですか?
リスペクト社員には、回答する際に「学生時代の経験と今の仕事の繋がり」を意識してもらうようお願いしました。では、早速回答を見ていきましょう!
リスペクト社員の回答
Q1.学生時代に憧れていた人は誰ですか
憧れの人や尊敬する人は、就職活動でよく聞かれるテーマのひとつ。仕事にどう繋がっているのでしょうか。
仕事だって楽しむ!マンガの主人公を尊敬する社員の回答
「こ◯亀の両◯勘吉です。彼の生き方から、仕事の中に遊びを見つけることの重要性を学びました。遊びとはズバリ仕事を楽しもうという好奇心、そしてその好奇心を持つ事柄にこそ人はより学び成長すると考えています。常に好奇心を持って学ぶ姿勢が重要であることを教えてくれた存在です」
リスペクトに入ったのは恩師の影響かも?と気づいた社員の回答
「通っていた大学受験塾の先生方を尊敬していました。全員どこかアウトサイダーで、その生き方が憧れでした。ある国語の先生は、『枠なんかない。早くそこに気づいて飛び出して来い』とおっしゃっていました。当時、校則を守るのが良いことだと信じ切っていた私は、その意味が全くわかりませんでした。でも今になって、私がベンチャー企業で働いているのは、あの一言があったからじゃないか?と思っています」
【Q1のまとめ:憧れの人が仕事に対する姿勢を教えてくれた&仕事を決める理由にもなった】
憧れの人から学んだ好奇心を忘れず楽しむ姿勢や枠にとらわれない考え方は、リスペクトのベンチャー気質とマッチしたのかもしれませんね!
Q2.学生時代の部活は何ですか?
部活動の経験がある方は、活動を通してさまざまな学びを得たと思います。それらの学びは仕事とどう関係するのしょうか。
部活の文化が反面教師!?個を大切にする社員の回答
「サッカー部に入りました。入部理由は、友達の付き添いで部活の見学に行ったら入部扱いにされたからです。途中で辞めようものなら脅されるという文化があったので辞めることもなく、卒業まで続けました。この経験から続けることの大切さを学んだ…わけではなく、まず複数人でつるんで個をなくすようなことはやめるべきだと考えるようになりました。そして悪しき風習からは脱却すべきだという問題提起を心の中に持ち続け仕事をするようになりました」
クライアントと接する際のスキルと部活動の関係を述べた社員の回答
「私が所属していたソフトボール部は上下関係がしっかりとある部活で、そこで目上を立てるのは大事だということを学びました。世の中的に年上=偉い、みたいな考えが未だにあるので、それを肌感覚で理解できた経験でした。リスペクトは体育会系ではないですが、クライアントを立てるときの姿勢に活きていると思います」
【Q2のまとめ:部活から、集団の中での振る舞い方や仕事に通じる人間関係のコツを学んだ!
】
悪しき習慣からの脱却という点も、創造性を大切にするリスペクトの考え方と共通していそうです。
Q3.学生時代、人前に立った経験はありますか?
研究や部活動をしていると、大勢の前で発表する機会もあったのではないでしょうか。仕事でも営業先へのプレゼンなど人前に立つ機会はあるはずです。仕事においても学生時代の経験は役立つのでしょうか。
プレゼンのために自分の作品への理解を深めた社員の回答
「大学時代クリエイティブ系の学科に所属していたので、自分の作品(グラフィックや動画など)の発表をする機会が頻繁にありました。作品作りはプレゼンが重要なのです。どうして作ろうと思ったのか?誰向けのものなのか?どこを工夫してどこを評価してほしいのか?どうしてこのデザインにしたのか?これらのことを即興で話すため、面白く、印象的で、自分の思いが伝わるような説明をするようになったと思います。現在のクリエイターとしての仕事でも、自分の制作物に対するプロセスを素早くロジカルに示せるよう、日ごろから制作物への理解を心がけています」
自信を持つことの重要性を体感した社員の回答
「JAZZの演奏を、多いときは週1で人前で演奏していました。自信の無さは受け手に伝わる、そして自信の無い人は、人前に立っても受け入れてもらえないということを肌で感じた経験でした。社会人になっても、絶対的な自信があるように振る舞うべきだと常に意識して仕事をしています。」
【Q3のまとめ:人前に立った経験は、仕事をする上で重要な「相手に伝える姿勢」を教えてくれた!】
どんなに良いものも、相手にその良さが伝わらなければ意味がない。創造を大切にするリスペクトですが、必然的に「相手に伝える姿勢」も必要になるとと分かりますね。
Q4.学生時代の1番の失敗は何ですか?
「若気の至り」という言葉もあるように、学生時代の失敗は思い切りの良さがある分、学びも大きいはず。失敗から学んだことはどのように仕事と関係しているのでしょうか。 (ここから先は肩の力を抜いて読んでください)
社内恋愛はナシ?恋愛にまつわる失敗談
「高校時代、お付き合いしたものの別れた相手が、席替えで隣の席になったことがありました(汗)。それからは、職場のようにどちらかが辞めない限り顔を合わせるコミュニティ内では目先の利益にとらわれず、絶対に恋愛をしないと肝に銘じました」
慌てたが故の大失態!衝撃の留学体験談
「インドネシアに1カ月の短期留学をした時のことです。講義の途中でどうしてもトイレが我慢できなくなり、抜け出してトイレへ向かうことに。ぼやけた視界にトイレのマークらしきものが見えたので『あ~トイレがあった、何とか間に合って良かった』とその時は安堵しました。講義へ戻ろうとすると、私が先ほど用を足した場所へ現地の方が向かっていき、ひざまずいて懸命に手を洗い始めたのです。よく見てみると、そこは礼拝所前のお清めを行う場所だったのです。トイレがあるのは礼拝所のさらに奥でした(汗)こんな大失態から、それ以降余裕を持って行動するようになりました。そのために、カツカツの予定を立てるのではなく、予備の時間を組み込んで予定を立てるようになりました。」
【Q4のまとめ:学生時代の失敗は、先を見据えた計画の大切さを教えてくれた!】
トイレも、講義の前に済ませておけばあんなことには…。恋愛に関しては、目先の利益をとる場合、後悔するかもしれないと覚悟しましょう。
Q5.学生時代に影響を受けた本は何ですか?
本を読むと、自分とは違う考え方を知ることができますよね。ときには、人生が変わるほど影響を受けることもあります。社員の中にもそういう本と出会った人がいました。
都会に出るきっかけをくれた本
「藤田晋さんのエッセイには大きな影響を受けました。高校1年生の頃に読んで、『都会で仕事をすることはチャンスに溢れていて楽しい』『都会に出た方が人生が豊かになる』といったメッセージに衝撃を受けました。田舎で学生生活を送っていましたが、このまま田舎にいてはまずいと思い大学で都会に出ようと決意して今に至ります」
仕事のテーマを形づくった本
「マイケル・ルイスの『マネーボール』です。一度は球界で失敗し衰えて放出された選手たちが、新しい価値観の中で認められ、再び栄光を掴むストーリーです。何より『今までとは違う価値観を生み出し、一度は見限られた選手たちのポテンシャルを引き出す』という点に強く共感したのを覚えています。”(ヒト・モノ・コトを問わず)ポテンシャルを引き出す”というのはあらゆる仕事における自分のテーマとなっています」
【Q5のまとめ:共感した本が、仕事のテーマや人生を決めるきっかけになった!】
リスペクトには「機会と選択肢を最大に」という企業理念があります。都会へ出る挑戦心やポテンシャルを引き出すという考え方は、企業理念に通じるものがありそうです。
Q6.学生時代に1番力を入れたことは何ですか?
これは就職活動で最も聞かれる質問かもしれません。学生時代の頑張りは、仕事にどう活きるのでしょうか。
研究テーマが仕事につながった社員の回答
「大学での研究、一言でいえばコミュニケーションの研究です。就職活動に際し自己分析した時、自分の関心は『コミュニケーション』ではないかと気づきました。当時専攻していた建築学の研究も『設計者と利用者の、空間をメディアとしたコミュニケーション』だと解釈できます。一方で、小説表現の技法研究にも関心がありました。『どうすればもっと効果的に作者のアイデアを読者に伝えることができるか』に端を発していたます。そこで、別の大学院に入り直し勉強しました。
そしてこのような自分の関心を体現できる仕事を選びました。世の中の企業が持つ様々な価値を市場に伝え、価値と課題がマッチングできるようにする(=その企業、あるいは事業アイデアのポテンシャルを引き出す)という発想から、マーケティング・コミュニケーションを自分の仕事の中心におくことにしたのです」
卒論で物事の解釈について学んだ社員の回答
「ニッチなテーマを選んだ卒論です。日本とアメリカのヒップホップカルチャーの差異について文化人類学の観点で研究していました。単なるカルチャーの傍観者ではなくプレーヤーとしても理解しようと思いダンスに挑戦しました。物事の解釈を内からも外からも見なければいけない、主体的すぎても客観的すぎてもだめ、これらを考えて現在仕事をしてます」
学会発表でクライアントに接する際のスキルを身につけた社員の回答
「学会発表です。主流の考え方をコンペの場で否定するような意見をいっても、反感を買うのではなく、関心をもってもらうような話し方は自然と身についたのかもしれません。コンペや商談における提案においては、必ずしもクライアントの要望・要件に合わせることが正解とは限らないのです。『これはクライアントのためになる。エンドユーザーの気持ちを考えるなら、こっちの考え方、プランの方が将来的にはいいはず』とちゃんと言えることはとても大事だと思います」
【Q6のまとめ:学生時代の頑張りは、仕事選びのポイントになったり仕事をする上での姿勢・スキルに繋がっている!】
自分の関心は何かと考えたり、身につけたスキルをどう活かせるかと考えるのも仕事に繋がる自己分析の方法と言えそうです。
まとめ
6つの質問に対するリスペクト社員の回答、いかがだったでしょうか。最後に、冒頭の疑問に対応する形でまとめてみます。
学生時代と仕事の具体的な繋がり
Q1〜Q6のまとめを並べてみると…
・憧れの人から、 仕事に対する姿勢や枠にとらわれない生き方を学んだ!
・部活から、集団の中での振る舞い方や仕事にも通じる人間関係のコツを学んだ!
・人前に立った経験は、仕事をする上で重要な「相手に伝える姿勢」を教えてくれた!
・学生時代の失敗は、計画の大切さを教えてくれた!
・共感した本が、仕事のテーマや人生を決めるきっかけになった!
・学生時代の頑張りは、仕事への興味・関心や仕事をする上での工夫・姿勢に繋がっている!
6つの質問で、学生時代の何がどう仕事に繋がっているのか具体的に示せたかと思います。ぜひ、自己分析の参考にしてみてください!
改めて考える、自己分析の意義
学生時代と仕事の繋がりが見えると、「自分の価値観に合った企業に出会うため」という自己分析の意義もよく分かりますよね。
リスペクトの人事にも自己分析の意義を聞いてみたところ、その意義は企業探しの先にもあるそうです。それは、自己分析をすると、自分だけではなく仕事仲間も活きる環境を作ることができるということです。
自分について理解していれば、自分を活かす方法が分かります。さらに、自分では力の足りない分野は、得意な人にお願いできますよね。こうやって自分も相手も活きる環境を作ることができます。
こう考えると、「自分のためだけでなく、将来の仕事仲間のためにも自己分析をしよう」と思えてよりやる気が出るかもしれません。
では早速、そのやる気で自己分析に取り掛かってください!
自己分析した結果、リスペクトがいい!という就活生が出てきたら嬉しいです。
(※リスペクトへのエントリーはこちらから!)
皆さん、就職活動は大変かもしれませんがなるべく楽しく乗り越えてくださいね!