リスペクトに2回入社したWebディレクターの話
はじめまして、リスペクトの木村です。
今は週に3日出社し、リスペクトでWebディレクターとして従事する傍ら、他の日は別の会社のWeb担当者として仕事をするというダブルワークをしています。
今回は私の経歴や働き方の紹介を通じて、リスペクトで取り入れられている多様な働き方を紹介します。この記事を通じて、リスペクトの柔軟な考え方を知っていただければうれしいです。
リスペクトとの出会い
いきなりですが、実は私、リスペクトに入社するのは2回目です。
……そう、一度辞めて戻ってきたいわゆる「出戻り」というやつです。
現在の働き方を紹介する前に、簡単にこれまでの経歴をご紹介します。
1回目の入社は2012年の8月。
テレアポのアルバイトとして採用されました。
営業担当の訪問依頼や、予定の調整などをする仕事です。
もともとはライターになりたくて面接を受けたのですが、あえなく不合格。
それでもリスペクトに不思議な魅力を感じた私は、とにかくこの会社で働いてみたいと思い、当時募集をしていたテレアポの仕事を紹介してもらい、働き始めることになったのです。
テレアポの仕事を一生懸命こなすうちに、代表に頑張りを評価していただき、正社員になることができました。
その後、営業の同行やWebサイトの企画・提案という仕事を経て、入社して1年半ほど立った頃に正式に「Webディレクター」として配属されました。
正直、毎日仕事はハードでしたが、Webに関してのバックグラウンドがなかった私にとっては毎日が発見の連続で、夢中になって仕事に取り組みました。どうすればユーザーに喜ばれるか?を考えながらサイト設計をし、それをお客様に提案。提案内容を基に、お客様と一緒にサイトを作り上げていく過程が、自分にとって非常に面白く、やりがいを感じるものでした。
そうしてサイトの設計やディレクション経験を重ねていくうちに、デザインやコーディング、プログラミングなど、制作に関わるスキルを身につけたいという思いが強くなっていきました。その当時、自分にとってスキルアップが叶えられる手段はないかと模索した結果、東京にある会社のWeb担当者に転職する決意をするに至ったのです。
その会社への転職を決めた理由は「フルリモートワーク」という条件を認めてくれたからです。
東京の会社に在籍しながら普段は仙台の自宅で仕事をし、必要な連絡はチャットやテレビ電話で行いWebサイトの制作や運用を行うというスタイルです。
プロジェクトのメンバーはたくさんいますが、自宅では一人で仕事が完結します。
そこから私の「一人仕事生活」が始まりました。
フルリモートワークの難しさ
一口でリモートワークと言っても様々な形があると思いますが、私の場合は東京の本社から来た要望を受けてWebサイトの更新や制作を行っていました。
自分の仕事は自分で決められる裁量があり、時間に関してもそれなりに融通が効くので非常に働きやすかったです。
ただ、働いていく中でリモートワークならではの難しさも実感しました。
例えば、わからないことがあってもすぐに人に聞けなかったり、判断に迷うことがあったときに相談相手が隣にいない、などということです。
会社にいた頃は、ちょっとした相談ごとは近くの席の人に「これどう思う?」とか「ちょっと教えて」と気軽にコミュニケーションがとれていたのですが、それができなくなるというのはなかなかしんどい経験でした。
もう1点、リモートワークで苦労したのは自己管理です。
コアタイムは決まっているものの、その間の時間の使い方は完全に自由。
思うように集中できずなかなか仕事が進まないということもありました。
自分で自分をコントロールをすることの難しさというのを改めて思い知りました。
逆に、時間管理が徹底できる人にはリモートワークは最適な働き方でしょうね。
働き方を変える前はリモートワークのいい面ばかり見えていたのですが、実際始めてみるとなかなか難しいものなんだなと反省したものです。
リスペクトへ戻ることに
そうは言いながらも2年半ほどリモートワークを続けていた矢先、リスペクト代表の小原さんからお電話をいただきました。
Webディレクターとして働いてくれる人を探しているという内容でした。
とてもありがたい話だったのですが、勤務先の体制や家庭のことを考えて、このときはすぐに仕事を変えることは難しいと返事をしました。
そこからしばらくして、2回目の電話が。
内容は同じだったのですが「今の仕事を辞めるのが難しければ、ダブルワークでもいいよ」という条件付き。これが決め手になり、ダブルワークについて、前向きに考えるようになりました。
現在の働き方
その後、当時の勤務先と相談をし、リモートの業務を続けながら、リスペクトに社員として戻ることを決めました。
最終的にはリスペクトに社員として所属しながら週に3日〜4日出社し、他の日は引き続きリモートワークで仕事を続けることで両社から合意をいただき、現在の勤務体系に至ります。
結果として企業のWeb担当者とWeb制作会社の社員という、Web制作の「発注側」と「受注側」の両方の視点を得ることができ、両方の業務を以前よりも効率的にできています。
会社に行くことで技術の会話をすることも増え以前のように一人で思い悩むようなことは少なくなりました。
こんな働き方をするばかりでは会社側の管理も大変ですし、周りに同じような働き方をしている人はいません。
私個人としては柔軟な働き方を認めてくれた両社に感謝していますし、両方の力になりたいという思いで日々働いています。
一人で仕事をすることと会社で働くことの違い
リスペクトに戻ってきて改めて思うのはチームで働くことのありがたさです。
困った時に相談できる、仕事を分担できる、息抜きに雑談ができるといったことは基本的に一人で働いているときは難しいことです。
考えてみれば当たり前のことなのですが、実際に両方の働き方を経験してみて実感しました。
どちらが自分にあった働き方かはわかりませんが、今のところ両方の仕事を並行して続けられているのでしばらくはこの働き方を続けてみようと思います。
こんな人はぜひ一度リスペクトへ
リスペクトの社員の大半は、フルタイムで勤務しています。
ただ、家庭の事情でリモートワークをしている社員もいますし、出社時間をずらせるスライド勤務というものもあります。社員の状況にあわせた働き方への配慮がある会社です。
今回お伝えした働き方の話はリスペクトという会社の一面にしか過ぎません。働き方の多様さをはじめ、他の会社とは違った点が本当にいろいろある会社です。その違いを楽しめる方は、ぜひ一度リスペクトにご連絡ください。
仕事を楽しめる自信がある人はどなたでもウェルカムです。