Enjoy Respect リスペクトを楽しむ
ホテルが同じ部屋になる事件(伏見side)
伊藤さんという方はとても頑張屋です。
責任感が強く、弱音を吐きません。
人には優しく、自分に厳しい面も持っています。
とにかくこの旅行でそれを痛感したのが1日目のホテルでの出来事。
予約ミス?でなんとベットが一つの(しかもダブル程の大きさは無い...)部屋に泊まることになった私達ですが、
夜になるにつれて伊藤さんの咳がひどくなってきました。
実は旅行の数日前から体調を壊していたのです・・・
マスクをしてもあまり効果がなく、どんどん症状が悪化して行きます...
そしてついに事件がおこりました。
それは夜中2時になった頃です。私はベットに横になっていました。
ガサゴソと物音が聞こえたので部屋の隅をみると
伊藤さんが何やら身支度をしてるではありませんか
伏「・・・何やってるんですか?」
伊「咳が止まらないんで、外行こうと思って」
ん?
伏「外って・・・え、どこに」
伊「マックとかその辺に入ってようかなって」真顔
ええー!!!!!
伏(な、なんで・・・!?)
しかし、伊藤さんは大真面目でした。
自分の咳のせいで私が眠れないことを心配して、真剣に悩んでいたのです。
チェックイン後にホテル周辺を散策したのでマックが無いことくらい知っていました。
それにこんな女の子が夜中に一人で出歩くなんて危険すぎる!
東京は危険な街というイメージが私の頭のなかにはあったのです。
とそこからは何を言ったか忘れましたが必死で伊藤さんを止めました。
もうやると決めたら実行する伊藤さんです。
簡単には折れてくれませんがそれでも必死に説得しました・・・
私が自分の咳で寝れない事を申し訳なく思っていたからこそ、そんな無茶をする伊藤さんです。
本当に一晩心身共に大変だったでしょう...
6時になり太陽が出てきた頃
ようやく伊藤さんが一時の眠りにつくことが出来ました。
その日は結局2時間程しか寝れなかった伊藤さんですが、終日疲れを見せないで元気に振る舞っていました。本当に凄く強くて優しい人ですね。
東京旅行では一緒に縁結びの神社に行きましたが
神社効果がが無くても、そのうち良い人が現れるだろうとこの時確信しました。