Enjoy Respect リスペクトを楽しむ
人情事件
西倉です。
ホテルに滞在中、ちょいちょい一人で行動することがあったのですが、
今回はその時の話を。
ホテルの部屋は禁煙なので、煙草を吸う時はいちいちホテルの入り口にある
外の灰皿まで行く必要がありました。
宿泊したホテルは団体客が割りと多く泊まるようで、
煙草を吸っていると度々大型バスが横付けされ、ガヤガヤと人が出入りしていきます。
今回宿泊していたホテル。この1部屋で阿部くんと3泊
ある中国人の団体客が到着した時です。
煙草を吸いながらその様子を見ていると、なんだか入り口で戸惑っています。
センサーを探しながら、前え後ろへ移動していますが、
もちろんドアが開くはずもありません。
"あ~、押すタイプのやつを知らないんだ"ということがわかり、
おもむろに近づき、自動ドアのボタンをプッシュしてあげると、
「あぁ~」
と、納得したようにぞろぞろと入っていきます。
時間をおいてまた煙草を吸いに行くと、またバスが横付けされ、
中国人の団体客が降りてきます。
煙草を吸いながら様子を見ていると、先ほどと同じ状態。
しょうがないなと思いつつ、おもむろに近づき、私が自動ドアのボタンをプッシュしてあげると、
「あぁ~」
と、納得したようにぞろぞろと入っていきます。
なんだかホテルのドアマンみたいになっていましたが、海外に来て、外国人の手助けをするっていう体験は貴重でした。大げさかもしれませんが。
台湾のレンタサイクル。散歩途中乗りたかったが使い方わからず断念
次にちょっと得した話を。
ある日の朝、阿部くんのバスタイムは異様に長く、一人で部屋にいると時間を持て余すため
「ちょっと出てくる」と言い残し一人で散歩に行きました。
朝早めだったので、屋台が出ていてお粥やらを売っています。
そんな中、目に止まったのは「揚げパン」の屋台です。
おじさんが一人で売っているのですが、揚げたてが旨そうだったので一つ注文。
15元(約50円)だったのでお金を払うと、
なぜか10元しか受け取りません。
「あれ?15元じゃないの?」
「あ~、いいから」
「あ、なんかすいませ~ん」
おいしい揚げパン
という、おじさんとの心の会話を交わし、ご厚意に甘え10元でいただきました。
揚げたてでほんのり甘い、揚げパン。
その旨さに耐えられず、缶ビールを購入し、
歩きながら食べて、飲んでホテルに帰ったある日の朝の出来事でした。
揚げパンと一緒に飲んだグレープビール。台湾はフルーツビールが多い
朝も早いので、いつもは人の多い路もガランと